2011年05月29日

ハーグ条約とはなに?

オランダのハーグ(ヘイグと言うこともある)で締結された
条約を通常「ハーグ条約」と呼んでおりますが、ハーグで
締結された条約は次のように7つもあります。

○国際的な子の奪取の民事面に関する条約

○ハーグ国際私法会議によるハーグ条約

○陸戦の法規慣例に関する条約、通称ハーグ陸戦条約

○万国阿片条約、通称ハーグ阿片条約

○武力紛争の際の文化財の保護に関する条約

○ 航空機の不法な奪取の防止に関する条約、通称ハイ
 ジャック防止条約

○外国公文書の認証を不要とする条約

これらの「ハーグ条約」で最近話題になっているのが、
「国際的な子の奪取の民事面に関する条約」で、この
条約は、国家間の不法な児童連れ去りを防止することを
目的として、1980年10月25日に採択され、1983年12月1日
に発効した多国間条約なのですが、日本は先進国であり
ながらいまだにこの条約の締約国になっておりません。

このため、例えば米国人と結婚して米国で子どもが生まれ
ましたが、夫婦仲が悪くなり、離婚して妻だった日本人が
日本に帰る際に子どもを連れて帰ってきた場合、日本が
この「ハーグ条約」締約国であれば、不法な児童連れ去り
ということになり、生まれた米国に子どもを引き渡さなけ
ればなりません。

しかし、いまだに締約国になっておりませんので、引き渡す
義務もなく、そのまま子どもも日本で生活しているような
状況が多々あるようです。人権を尊重する国として締約国
からは非難されているような状況です。

そこで政府も重い腰を上げて、この「ハーグ条約」の締約
国として加盟することを決定しております。
しかし、条約加盟をした場合、締約国間であれば、当然子ども
は生まれた国に帰さなければなりません。返したときに相手
国で児童虐待が行なわれる可能性もあります。従って、加盟
するに当たって、どのような場合に子どもの返還を拒否できる
のか等国内法の整備をきちんとしておく必要がありますので
条約加盟の方針は決まりましたが、これからさまざまな課題
の整理が必要と思われます。


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posted by gyuchan at 13:27 | 千葉 ☔ | Comment(0) | 新聞ニュースから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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