2009年06月18日

本当かいな「景気底打ち宣言」?

与謝野財務・金融・経済財政担当相が6月の「経済
月例報告」を関係閣僚会議に提出し、「輸出、生産
などが上を向き始めたので底を打ったと強く推定で
きる」と述べたそうです。

いわゆる「景気底打ち宣言」で、月例報告の中での
景気の基調判断の表現から「悪化」の文言を7ヶ月
ぶりに削除し、「厳しい状況にあるものの、一部に
持ち直しのの動きが見られる」という表現に置き換
えられたと言いますから、相当確信があるのでしょう。

我々庶民の感覚では、とても底を打ったようなよう
な感じがしません。月例報告では11の個別項目のう
ち、輸出・輸入・生産・個人消費・倒産の5項目で
上方修正したとありますので、これらの項目につい
ては前月より改善されているのでしょうが、輸出は
中国が中心のようですし、個人消費の伸びもカンフル
剤として注入した税金が一時的な効果をもたらしてい
る傾向が強く感じられます。

今年のボーナスは20%近い減額が予想されるなかで、
引き続き個人消費が年後半向けて伸びていってくれ
るのであれば、希望は持てますが‥‥

一番懸念するのはやはり「雇用」です。完全失業率
が5%を超える状況で、しかも有効求人倍率が、0.46
倍といいますからリストラで職を失うとその半分以上
の人が再就職できる状況にはないことになります。

経済の下支えをしているのは一般庶民ですから、この
収入が上がって購買意欲がわかないと内需の拡大は図
れず、再び経済の悪化が予想されます。しかも設備投
資は大幅に減少しているようですので、まだまだ、先
行きが不透明で、「底打ち宣言」を出すのはもう少し
慎重であっても良いと思います。

不景気の時こそ「マインドセットは明るく」と言うの
であれば理解できますが、現実は直視すべきではない
でしょうか。


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posted by gyuchan at 11:09 | Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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