2009年05月31日

改正「薬事法」が明日から施行

普段は「薬事法」など我々にはあまり関係がなさそう
ですが、薬の販売方法が変わるとなると少し関心がで
るのではないでしょうか。

これまでは薬の購入は薬局やドラッグストアに行って
薬剤師さんにどのような薬が良いか聞いて購入するこ
とが多かったですが、明日からは薬剤師さんがいない
所でも、新たに設けられた「登録販売者」がいる所で
なら、一般市販薬の約9割近くを購入することができる
ようになります。

ご存知かと思いますが、薬には購入に医師の処方箋が
必要な「医療用医薬品」、購入に医師の処方箋が必要
ない「一般用医薬品」それと販売規制のない「医薬部
外品」があります。

「医療用医薬品」は、従来どおり薬剤師がいないと販
売できませんが、その他の「一般医薬品」や「医薬部
外品」は、明日からは「登録販売者」がいれば販売す
ることができるようになります。市販用の風邪薬や鎮
痛薬は「一般医薬品」ですので当然販売できるように
なるわけです。

「登録販売者」は高卒以上で1年以上の実務経験があり
都道府県が行なう試験に合格すればなることができます
ので、この「登録販売者」を確保して、大衆薬販売に手
を広げようとするコンビニや中には電気製品量販店まで
進出しそうな気配です。

急に病気になったりしますので、販売の間口が広がり、
コンビニなどで薬が手に入れば便利になりますが、他方
でこれまでインターネットで自由に購入できたものが、
経過期間はありますが、購入できなくなる規制もかけら
れております。薬物被害を防ぐためということですが、
「登録販売者」程度の制度で一方は自由化し、他方は
規制するというのもちょっと矛盾しているような感じ
がしますね。


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posted by gyuchan at 15:59 | Comment(0) | 新聞ニュースから | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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