2009年05月29日

「風に舞いあがるビニールシート」放映


NHKが明日の土曜日から毎土曜日5回に分けて、直木賞
作品をドラマ化した「風に舞いあがるビニールシート」
の放送を始めます。

この作品はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の女性
職員の活動を描いたものです。

UNHCRと言っても一般の人にはあまり知られていないかも
知れません。UNHCRは国連総会決議により1950年12月に設
立され、翌年から活動を始めておりますので、半世紀以上
の歴史を持つ国連機関です。

紛争や迫害により故郷を追われた人々を人道的見地から
保護し、難民問題の解決に向けた活動を行なっております。
UNHCR事務所はこの活動のリーダーである高等弁務官を補佐
する事務所としてジュネーブに本部があり、日本には東京の
国連大学内に地域事務所があります。

高等弁務官は現在10代目になりますが、日本の緒方貞子さん
が8代目の高等弁務官として、1990年から2000年まで務めら
れております。

この高等弁務官事務所で働く女性職員の活動を描いた「風に
舞いあがるビニールシート」は、普段知ることのできない国
連職員の日常生活が描かれているようですので、女性の仕事
でもこのような世界があるのかと興味を惹かれる方が多いの
ではないかと思います。

私の知人にWFP(国連世界食糧計画)の職員がいますが、日
本に帰ってきたときなどに話を聞くと、危険と隣り合わせで
も現地に行って活動したい思いが伝わってきます。
現地での活動は困難を究めますが、そのような情熱を持って
仕事に取り組めることは幸せでもあるかなと思っております。

ドラマは、東京事務所副代表の米倉仁の役を佐野史郎さん、
公報担当の神谷温子の役を片平なぎささんといった原作に
ない人物も登場するようですので、楽しみにしております。

NHKの総合テレビで30日の午後9時からだそうですので、時間
がありましたらご覧になってください。


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posted by gyuchan at 11:23 | Comment(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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